経営事項審査
解 説
経営事項審査(以降、「経審」)とは、公共工事の受注を希望する建設業者の、完成工事高、財務内容、技術力、社会性などを全国統一の基準をもって点数化し、その資格を有するのかを審査する制度です。
基本的には公共工事の受注のための制度ですが、最近では公共工事に縁のない、民間工事船者建設業者で「経審」を受けるケースも多数見受けられます。
その理由のひとつは、国または都道府県が統一基準で建設業者を審査し、審査の結果を点数化してインターネットで公開するため、誰にでも経営状況を確認できるというメリットがあるからです。
アサカワホームの場合は、大臣許可業者ですので、国土交通省が審査しています。
アサカワホームの経営事項審査結果についてポイントを簡潔に解説いたしますと、以下のとおりです。
「総合評点(P):1047点」
公共工事の発注機関である国、都道府県、市区町村などが、建設業者をランク分けする大切な評点です。
ちなみに東京都では、D等級は600点以上、C等級は650点以上、B等級は750点以上、A等級は900点以上とされております。
「財務内容(Y):884点」
建設業者が経営事項審査を受ける際には、必ず国が指定した分析機関に予め財務諸表(決算書)を開示して、決算内容が適正であることの審査を受けなければなりません。財務内容を企業会計原則に基づき審査しますので、回収不能と推測される資産など不良資産が適切に処理されていないと分析結果通知書を発行してもらえません。
なお、この数値が低いと倒産の危険性が高くなると考えられています。
Y評点の評点分布は700点前後に集中するよう制度設計されていると言われておりますが、2008年の経審改正後は、大企業は高得点に、中小企業は低くなる傾向が見受けられます。
例えば有名ゼネコンのK社は744点、O社は790点、T社は750点と比較してみるとわかるように、財務内容の評点は合格点といえるでしょう。
2009年8月10日
行政書士法人建設ブレイン 代表社員・行政書士 田中秀人
参考 建設業情報管理センター「経営事項審査結果の公表」
※審査結果を検索、参照できます。
