経営事項審査
解 説
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経営事項審査(略して「経審」という)とは、公共工事の受注を希望する建設業者の資格(完成工事高、財務内容、技術力、社会性など)を審査する制度ですが、最近では公共工事に縁が無い民間工事専門の建設業者で「経審」を受けるケースが多数見受けられます。その理由の一つは、国又は都道府県が全国統一の基準で建設業者を審査し、審査の結果を点数化してインターネットで公開するので、誰でも経営状況を確認できるというメリットがあるからです。
なお、株式会社アサカワホームの場合は、大臣許可業者ですので、国土交通省が審査しています。株式会社アサカワホームの経営事項審査結果についてポイントを簡潔に解説いたしますと以下のとおりです。
「総合評点(P):1,138点」
公共工事の発注機関である国、都道府県、市区町村などが、建設業者をランク分けする大切な評点です。ちなみに東京都では、D等級は600点以上、C等級は650点以上、B等級は750点以上、A等級は900点以上とされております。
「元請完成工事高及び技術職員数(Z):1,372点」
株式会社アサカワホームでは、毎年国家資格者が増加する傾向にあり、2009年12月31日の時点で、1級建築士等の国家資格者は21名、2級建築士等の国家資格者は32名、そして10年以上の実務経験者又は建築学科等指定学科卒業者に該当する技術者が15名、合計68名の技術者が正社員として社内に在籍していること及び元請完成工事高(2年平均)が169億円余であることを国土交通省が確認した結果、1,372点という配点になっています。
「財務内容(Y):1,102点」
建設業者が経営事項審査を受ける際には、必ず国が指定した分析機関に予め財務諸表(決算書)を開示して、決算内容が適正であることの審査を受けなければなりません。財務内容を企業会計原則に基づき審査しますので、回収不能と推測される資産など不良資産があると認められた場合は、適切に処理されていないと分析結果通知書を発行してもらえません。過去の倒産事例の分析に基づき、計算式を設定していますので、この数値が低いと倒産の危険性が高くなると考えられています。なお、Y評点の評点分布は700点前後に集中するよう制度設計されていると言われておりますが、2008年の経審改正後は、大企業は高得点に、中小企業は低くなる傾向が見受けられます。
参考までに、2009年12月31日時点で経審を受けた会社数は、全国で157,355社でしたが、その平均点は692点、そして1,102点の株式会社アサカワホームの全国順位は372位で、上位0.2%のグループに入っています。都内では、8,867社中164位、立川市内に限ると119社中第1位でした。(財団法人建設業情報管理センターが2010年3月1日までに公表したデータを基に、ワイズ公共データシステム株式会社が分析した結果を引用しております。)以上の比較データから株式会社アサカワホームの財務内容の評点は、合格点と言えるでしょう。
2010年8月18日
行政書士法人建設ブレイン
代表社員・行政書士 田中秀人
参考 建設業情報管理センター「経営事項審査結果の公表」
※審査結果を検索・参照できます。
