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昭和55年に制定された気候の違いを考慮した地域ごとの住宅断熱性能基準「省エネルギー基準」。その後の改訂を経て、平成11年3月に21世紀の住まいづくりに照準を合わせて告示された「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断と基準」及び「同設計及び施工の指針」のことです住宅を建てる際に必要な「建築主の判断基準」(性能規定)と「設計・施工の指針」(仕様規定)の2本だての規定になっています。次世代省エネ基準を満たす住まいを建てるにはどちらかの規定に従って建てることになります。

■現代は、暖冷房が前提の住まい方。昔の考え方では過ごせないのです。
次世代省エネ基準では、住まいの基本的な考え方を「閉じることと、開くことの兼備」としています。「閉じる」とは、断熱・気密化のことを指しています。冬や夏の厳しい気候に対処するために「閉じる」機能をあらかじめ備えることが家づくりの基本になります。その上で、それぞれの地域の気候風土に合わせて「開ける技術」を採用する(適度な大きさの窓をとりつける等)というやり方で、住まいを快適にするのが次世代省エネ基準のポイントです。もともと日本の住宅は、高温多湿になる「夏」の過ごし方を重視し、冬の暖房は、部屋全体を暖めるのではなく、必要なところだけを暖めてすごしていました。しかし、この考え方は、冷房装置がない時代の事。暮らしが変わり、家の造りも変わり、暖冷房を行うのが当たり前の時代になり、よりエネルギー効率のよい住宅を建てるために、断熱化が進み始めました。断熱化の流れは、厳しい寒さをしのぐためにまず寒冷地で広まり、日本では北海道が一足早く世界レベルの基準に達しました。一方、温暖な地域では「夏もあるし、冬もあるし」ということで決断が遅れ、断熱・気密化が進展しなかったとも言えます。しかし、温暖地でも必ず何らかの暖房は行っていますし、エアコンはほとんどの家庭に普及しています。暖冷房前提のもとでは、「開いた」ままで「閉じること」ができない住宅は、エネルギー効率が極端に悪い住宅となります。
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@「快適さ」…家中の温度差が少なく、いつでもどこでも快適
A「健康的」…温度ストレスのない快適な室内環境と計画換気による空気清浄
B「省エネルギー」…今までの暖房費と同じくらいの負担で全室冷暖房可能
C「耐久性」…結露からの腐食を防ぎ、住宅を資産として長持ちさせます。
次世代省エネ基準は、住まいの省エネルギー性を高めるための基準ですが、質の高い住まいを建てることが主な目的となっています。そのための手段として従来よりも一段と高い断熱気密性が求められているのであり、断熱気密以外にもさまざまな工夫を推奨していることが特徴です。住まいづくりの知恵を総結集してより質の高い住環境を実現していこうというものです。 |
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■次世代省エネ基準では、暖冷房消費の約20%の省エネルギーを目指します。
家庭で消費される暖冷房エネルギーは、一軒づつではわずかなものかも知れません。しかし、 沢山の軒数があつまれば膨大な量になるものです。省エネルギー対策においては、誰でもが採用できる対策であることがポイントになります。今後、省エネルギータイプの住宅への転換が進めば、結果的に地球温暖化防止が大きく前進することになります。 |
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